M22

新しいドライアイ治療【ルミナスM22 IPLシステム】による
マイボーム腺機能不全(MGD)に対する治療

IPL(Intense Pulse Light)は,カメラのフラッシュのような光を利用した光治療器です。美容医療では、フォトフェイシャルとして、皮膚の「しみ」「小じわ」「赤み」「ハリ感」などの改善で利用されてきました。最近ではドライアイ治療に効果があることが報告されています。

 マイボーム腺機能不全ドライアイ(MGD)は、世界中でドライアイの主な原因であると認められています。 さまざまな原因によりマイボーム腺開口部は委縮し、組織構造の変化が起きるとドライアイを引き起こし異物感、眼の疲れ、流涙、感染、麦粒腫、結膜への二次感染、 霰粒腫などの原因になります。ドライアイの原因の86%を占めるマイボーム腺機能不全を治療。

治療の前に

  • まずIPL治療の適応があるかどうか、事前に検査・診察をおこないます。
  • IPL治療の適応と判断された場合、具体的な治療の流れや注意事項について詳しく説明した上で同意いただき施術をおこないます。
  • 眼周囲に毛が生えていると毛に反応して痛みを感じやすくなるため、施術前に一部の剃毛もしくは脱毛をお勧めする場合があります。
  • IPLを当てる場所にホクロがあるときはシールを貼ってカバーします。
  • 治療前にメイクや基礎化粧品を全て落としていただいております。
  • 痛みは個人差があります。

治療の流れ

  • 治療前にメイクや基礎化粧品を落としていただきます。
  • 専用のアイマスクをつけて顔に密着させます。
  • 下まぶたの下部に水溶性ジェルを塗ります。
  • 頬から瞼の下、鼻にかけて数回フラッシュします。
  • ジェルを拭き取り目のまわりを洗浄して終了します。

IPLの刺激により、マイボーム腺の分泌がよくなります。
治療効果に個人差はありますが、速やかに現れ、その持続時間は回数を重ねるたびに長くなります。ダウンタイムは基本ありません。治療した部分は乾燥しやすいため保湿をおすすめします。

治療後

治療後、短期間皮膚が赤みを帯びやすくなりますが、ほとんどの場合、2~3時間で元に戻ります。 皮膚の弱い方など、まれに浅達性熱傷による赤みやヒリヒリ感がしばらくでる場合がありますので、治療後約2週間は紫外線に当たるときは照射部位に日焼け止めクリームを塗ることをお勧めします。
洗眼、入浴、化粧等、日常生活上の制限は特にありません。

施術を受けられない方

妊娠および授乳中の方、光過敏症、光過敏性を高める薬剤をご使用中の方、皮膚が日焼けしている方、てんかん発作の既往歴がある方、ケロイド体質の方、血液凝固に異常のある方、前がん病変、皮膚がん、または皮膚がんの既往がある方、処置をする場所に他の治療を受けている方、酒気帯びしている方。

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